Naonの現像環境

現像器材(PC)

使用パーツ

  • CPU: AMD Ryzen9 3900X
  • Motherbord: ASUS X570F GAMING
  • Memory: G-Skill 16GB×4 (64GB)
  • GPU: ASRock RADEON 9700XT SL 16GB
  • Cooler: Corsair iCUE H150i Liquid CPU Cooler
  • Storage: NVMe SSD WesternDigital SN850X 2TB×3
  • Storage2: NVMe SSD Sumsung 970EVO PLUS 1TB
  • Storage3: SSD Sandisk Ultra 3DSSD 1TB
  • Storage3: HDD WesternDigital REDPLUS 8TB

Naonが写真の現像に使用しているPCについて、簡単にご紹介します。PCに組んでいるパーツは写真の横にあるリストの通りです。

6年くらい前の古いCPUに最新のGPU、メモリは64GBと少し多めに搭載。CPUの冷却は簡易水冷を使用しています。

パッと見はゲーミングPCですが、中身もほとんどゲーミングPCになっています。

今、水中撮影で使用しているカメラ、SONY a7M4のRAWデータは一枚当たり約65MB。一回の撮影ツアーで1000枚から2000枚ほどの撮影をしているので、ツアー中に撮影するデータ総量は128GB程度。連日のツアーで現像ができない日はデータがどんどん溜まっていくので内蔵ストレージはリスト記載以外のものを含めると、トータルで20TBくらいとかなり多めになっています。

運用方法

①ツアーで撮影
一回のツアーで1000-2000枚ほど。カメラの記憶デバイスはCfexpress typeA。
②データ移動
CFexpress→NVMe SSDへ。撮影データは多いですが、CFexpressを使用することでSDカードよりもかなり高速で転送が終わります。
③写真選別
Lightroomカタログモジュールを使用し、1000-2000枚の写真を10-20枚へ。データはNVMe上にあるので快適なプレビューが可能。
④現像
Lightroom現像モジュールを使用して現像。データはNVMe上にあるので快適な読み込みと現像作業が可能。
⑤書き出し
現像後の写真をJPGへ書き出し。GPUによりこの速度が大きく変わります。
⑥未採用写真の消去
これを早めにしないとストレージのデータ圧迫がひどいし、溜めておくと未採用写真を後で整理するのも時間がかかって大変。データ開く気がなくなってそのままになりがち。
⑦データ格納
現像が終わり次第、採用写真のデータはHDDへ移動して保管。

これをエンドレスに繰り返しています。データの移動時間、カタログでの写真選別、現像時にいかに時短で作業を行えるか。ということに主眼をあててPCを組んでいます。

なぜ自作PCなのか

  • ノートPCでは超高速でデータ移動ができるNVMeSSDの容量が全く足りなく増設に限界がある。(一枚で大容量のSSDもあるけど高価ですし!)
  • ↑容量が足りなくなるくらい撮影枚数が多い撮影スタイルがそもそもこなる理由。(あんまり多く撮らない方はここまで必要ないと思う。)
  • 外部ストレージで写真を管理したくない。(基本的に内蔵NVMeよりかなり低速。USB4.0もあるけど高価すぎ!)
  • 故障時に簡単に部品を入れ替えて作業ができる。(故障時にPCごとメーカーに送って修理待ちの時間がかかるのは業務に影響ありすぎる。)
  • 高性能化するカメラに対応するために部品を適時アップグレードできる。
  • なんか見た目がキラキラ光って綺麗。
  • 外で現像する時はクラウドを利用しIPadでも可能。

などの理由から自作PCを使用しています。決してノートを否定しているわけではなく、自分の用途にあった選択をするとこのような構成となりました。

現況と今後

Lightroomではカタログモジュール、現像モジュールでCPUへの依存が大きいんです。現在このPCでも自分の環境だと少しラグを感じることがあり、今後はCPUを現在使用しているAMDのCPUソケットの規格であるAM4から最新のAM5へ換装したいところです。AMDのCPUの規格であるAM5はメモリがDDR5対応なのも羨ましいですし、グラフィックボードのPCIE規格が4.0から5.0対応となるので、現在のグラフィックボードの本領を発揮できるようになりますし・・・

Lightroomは写真カタログを自分の好きなように組み合わせてファイル管理でき、それにより記憶ドライブごと陸や水中などの撮影ジャンルごとにカタログ作成することによりLightroomの処理を軽くすることもできます。でもモノグサな僕は一つのカタログで集中管理したいのでデータ処理が重くなり、ハイエンドなCPUを使用したくなります。カタログ分けると写真探すときに大変そうですよね。

GPUは最近、nVidiaのRTX2070からRadeonRX9070XTへ換装しました。Lightroomでは主に書き出し速度、AI処理がとても速くなります。動画のエンコードの速度もかなり向上しています。

今後はCPU(AM4→AM5)、マザーボード(左記CPU対応品)メモリ(DDR4→DDR5)の3点を換装をし、更に現像環境を良くして日々の作業効率をあげたいところです。

まとめ

今回は現像に使用している自作PCをご紹介しました。私の業務のためにはカメラと同じくらいなくてはならないものです。

これから換装したいものもありますが、逆に言うとこれくらい旧世代のCPUを使用していてもそれなりに快適に現像できます。

メモリは多いにこしたことはありませんが、Lightroom使用中に17GB弱使用しているのが確認できるので最低32GBはあったほうが快適に使用できると思います。

一度最新のパーツで組み上げると5年以上は使えますし、人気のある部品を選ぶと次期換装時にその部品を売ることもできますね。

皆様はどんな環境で現像をしていますか?RAW現像に興味がある方の参考になれば幸いです。

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